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2.3 ケープタウン都市圏の都市交通の概要

 

2.3.1 都市概況及び将来計画
(1) 都市圏概況
・ケープタウン都市圏(The Cape Town Metropolitan Trnsport Area (CTMTA))は、Wstern Cape州の南西端に位置するCape Peninslarと俗称される範囲にあり、図2−1に示す面積1,481km2の地域である。
都市圏は下記の15個の行政区域(Municipality)から構成され、1979年にUrban Transport Actで定められた法定計画区域である。
〈構成行政域〉
Cape Town / Bellville / Brackenfell / Durvanville / Fish Hoek / Goodwood / Kraaifontein / Kuilsriver / Milnerton / Pinelands / Simonstown / old Cape の一部/ Paarlの一部/ Stellenboschの一部
・1991年人口センサス調査によると都市圏の総人口は、約200万人の規模を持ち、過去現在にわたり年率3%の成長を維持し、2015年までに400万人の都市圏に成長するものと予想されている。
都市圏の人口分布については、ケープタウンの都心地区を核として郊外に人口が拡散してきており、図2−2に示す地業別人口分布でわかる通り、都心地区は人口集積が相対的に小さく、近郊に位置するOuter Cityや外周南部に位置するEdge City SEの方に人口の大きな集積がみられる。
・その一方、就業機会は都心周辺に大きな集積がもたらされており、職住分離の著しい傾向が伺われる。
この点を反映し、通勤交通の面で周辺部から都市圏の中心に向けて大きな流動が発生しており、都心放射型の流動パターンが顕著となっている。

 

注)*Cape Metropolitan Regionの一部を構成する。

 

 

 

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